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interview インタビュー

木﨑 健太 Kenta Kisaki

若手弁護士にとっての
阿部・井窪・片山法律事務所

アソシエイト弁護士(第75期) 木﨑 健太 Kenta Kisaki

profile

2021年東京大学法学部卒業、2022年弁護士登録後、2023年阿部・井窪・片山法律事務所入所、アソシエイト。訴訟・紛争処理、知的財産法、事業再生・倒産法を中心に、広く企業法務全般に従事している。

弁護士を志したきっかけ

法律を軸に様々な
ビジネス・技術に触れられる

本日はお忙しい中ありがとうございます。まず、木﨑先生が弁護士を志したきっかけからお伺いできますでしょうか。

よろしくお願いします。まず、家族にも弁護士がおり、元々「弁護士って面白そうだな」とは思っていました 。また、幼少期から、海外サッカーをはじめとするスポーツ、魚、恐竜、戦国史、仏像等々、様々なものに興味をもって過ごしてきた自分にとって、法律を軸に様々なビジネス・技術に触れることのできる弁護士という職業は、合っているとも思ったこともきっかけの一つです 。

阿部・井窪・片山法律事務所を選んだ理由

それぞれが緩やかに同じ方向を向いているように見える

数ある法律事務所の中で、阿部・井窪・片山法律事務所を選ばれた決め手は何だったのでしょうか。

申し上げたとおり様々なビジネス・技術に触れてみたかったので、企業法務を扱う事務所に入所することは決めていたのですが、企業法務の中でどのような業務分野に興味を持つか、就職活動当時は全くわかっていませんでした。そこで、決め打ちで業務分野を選んで、その場で花を咲かせるというよりも、まずは幅広い業務分野を経験し、興味関心に合った分野・得意な分野を見極めたかったという思いがありました 。そのため、入所時に専門分野を決めずにキャリアをスタートできる中規模の事務所が自分には合っているのではないかと思いました 。

その中で、阿部・井窪・片山法律事務所に特に惹かれたのはどのような点でしょうか。

面接を通して、ここは中規模の事務所の中でも特に、弁護士それぞれが緩やかに同じ方向を向いているようにみえ、居心地が良さそうだと感じました。究極のところ法律事務所は個人事業主の集まりで、組織としてまとまる必然性は必ずしもないのかもしれませんが、当事務所は「それぞれの弁護士が、この事務所で気持ちよく羽ばたけるように」という価値観を共有できており、だからこそ緩やかに同じ方向を向いているように見えたのではないかと、今になって思います。

実際に入所されてみて、貴所での弁護士業務は就職活動時に思い描いていたとおりでしたか。

はい。就活時に思い描いていたとおり、様々な分野の業務を経験できており、ライフワークとして続けていきたい業務も少しずつ見えてきているので、この事務所に入ってよかったと思います 。また、就活時には重視していなかったのですが、当事務所に入ってよかったポイントとして、期の近い弁護士間の関係性が良いことが挙げられます。全員の顔が見える規模感の事務所だからこそ、同期だけでなく、期の異なる弁護士とも頻繁に、業務に関わることについても、そうでないことについてもコミュニケーションをとっています。20年後、30年後の事務所を形作っていく同志でもあるため、期の近い弁護士間の結束力があることは大事だと思います。

主な業務内容

多種多様な業務に携わり、
今は独禁法に注力

木﨑先生は入所して3年目とのことですが、現在、木﨑先生が携わっている主な業務内容についてお聞かせいただけますでしょうか。

特許訴訟、営業秘密訴訟、不動産に関する訴訟、一般民事訴訟といった様々な訴訟案件をはじめ、M&A、破産管財、カルテル調査・ライセンス交渉等の独禁法が関連する案件、ハラスメント調査等々、多種多様な業務に携わっています。

本当に多種多様な案件に携わっていらっしゃるのですね。その中でも、入所1年目と2年目では、どのようなご経験をされたことが印象に残っているでしょうか。

受験勉強と実務はまるで異なるため、1年目は、初めて触れることばかりであった記憶です。特に、破産案件に奔走したことが印象に残っています 。受験では触れてこなかった破産手続について、法律の専門家として恥のないようインプットすることと並行して、債権者への電話対応、債権者との交渉、様々な資産の処理、裁判所への報告文書の作成、破産手続に関連する訴訟の遂行等、あらゆる業務について、方針の検討から実際の対応まで関わってきました 。苦労こそしたものの、「やってみれば何とかなる」というマインドを得ることができたという意味でも、良い経験だったと思います。

2年目はいかがでしたか。

2年目は、入所前から携わってみたかった訴訟案件に特に力を入れていました。どの訴訟でも、「何を主張立証するか」、「そこから逆算し、依頼者から何を聴き取り、どのような資料を収集すればよいのか」といった方針を一から自分で検討し、チームの他の弁護士と協議していました 。そして、もちろん書面のドラフトも一から行いました。

訴訟案件では、依頼者のみならず、学者、弁理士、公認会計士、不動産鑑定士といった他の専門家の方々から知恵をお借りすることも沢山ありますが、得られた情報を整理し、最大限依頼者の主張が通るよう裁判所へ説明するのは、弁護士ならではの役割です。そのため、訴訟案件は特に、法律の専門家としてのコーディネート能力が問われるように思います。そういった訴訟案件において、若手のうちから主張方針の検討、証拠収集、書面作成の全てに主体的に携わることができており、充実した成長の機会を得られていると感じています。

3年目になられたいま、何か意識されていることはありますか。

多種多様な業務に携わるという方針はまだ変えていないのですが、弁護士になってから特に興味を持ってきた独禁法に注力することを意識しています。カルテル調査等に携わるほか、直近で大きな改正があったため企業の関心も高くなっている下請法に関するセミナーや執筆も行っています。

若手弁護士から見た事務所の育成の仕組み

幅広い育成を可能にする
多様な案件、
「里親・里子制度」

続いて、若手から見て、貴所の育成の仕組みについて魅力的に感じる点があれば教えてください。

大きな魅力の一つとして、多様な案件がある中で、固定のチームが決められているわけではないことが挙げられるのではないでしょうか。業務分野の縛りも起きにくいため、自分の興味関心に合わせて案件の割合を調整しやすいです。もちろん完璧に思い通りになるものではないですが、案件単位でチームが組まれる環境の方が、自分の希望に合わせて積極的に手を挙げることで、たとえば「訴訟案件を最低5割くらいはやりたい」といった希望も、「最近は倒産案件続きだったから、今年はもう少し知的財産案件を増やしたい」といった希望もかなえやすいのではないかと思います 。また、所内の多くの弁護士・弁理士と関わることができるのも、チーム制でないことの魅力です。同じ分野の案件でも弁護士によって進め方・スタイルは大きく異なることがあるため、より多くの弁護士の業務を間近で見ることで多様な進め方・スタイルを学ぶことができると思います。このような環境の方が、弁護士として学ぶことができる幅が広いと思います。

「里親・里子制度」という育成制度があると聞いたのですが、こちらについても教えていただけますか。

一言で言えば、新人弁護士1人につきパートナー弁護士1人が「里親」、里親よりも期の近い先輩弁護士が「里姉/兄」として担当につき、新人弁護士の成長を後押しする制度です。少し古臭い名前ですが、気にしないでください(笑)。自分が新人弁護士であった頃を思い返すと、新人弁護士と事務所内の他の弁護士とをつなぐ調整役として、里親・里子制度の存在は非常にありがたかったなと思います。例えば、私が業務過多になりすぎないよう、責任をもって案件の量を把握して必要な場合には制限をかけてもらっていました。

木﨑先生ご自身の経験で、特に里親・里子制度が役立ったと感じたエピソードはありますか。

私は訴訟案件と独禁法案件に特に力を入れていますが、これらの案件が増えたのも、元はと言えば、里親・里姉の弁護士が所内で他の弁護士に声がけをしてくださったおかげです。先ほど述べたとおり、私は、入所してから1年目は訴訟案件や独禁法案件にはそこまで多くは関与していませんでした。ただ、私はこれらの案件をやってみたいと思っていたので、里親と里姉に希望を伝えたところ、両弁護士から所内の他の弁護士に声をかけてくれて、訴訟案件や独禁法案件で適したものがあれば私を入れてもらえるような環境を整えていただけました。新人の立場だと、やってみたい業務分野があってもそれを誰にどのように伝えればよいのかわからない場合もあると思うのですが、そのような希望を里親・里姉/兄を通じて伝えることで、所内でより広く伝わりやすいというメリットがあるのではないかと思います。

皆様へのメッセージ

私自身、就職活動時は、自分がどのような分野に興味を持つか全くわかっていませんでした。既に明確な希望分野がおありの方にはもちろんですが、私と同じように「まずは幅広く経験してみたい」、「色々なことに興味がある」 という方にこそ、当事務所は理想的な環境かと思います。高い知的好奇心と志をもって、我々と一緒に主体的に案件へ取り組んでくださる方々と、お会いできることを楽しみにしています。